第475号(2005年06月17日)「とっとり豆知識」より
●源五兵衛西瓜って!?
最近ここ鳥取市では暑い日々が続いています。そのおかげでというのも
変ですが、おいしいスイカを食べる機会も増えてきました。
当本舗でも何度か紹介しているとおり、鳥取県中部地方は全国的なスイ
カの産地の一つです。そこではまた、源五兵衛西瓜(げんごべえすいか)
と呼ばれる変わった名前のスイカも栽培されていているのです。
変わっているのは呼び名ばかりではありません。まず、その用途。もち
ろん食用ですが、なんと漬物用のスイカなのです。
大きさも漬物となった製品を見ていただくとわかるのですが、手の平に
納まるほどの小さなものです。私達が通常抱くスイカのイメージには似つ
かわしくありません。
本当はそのサイズで成長が止まるのではなく、もっと大きくなるようで
すが、ニワトリの卵より少し大きいぐらいのサイズのものが、やわらかく、
種も小さいため漬物用としては最適で、大きくなるにしたがって固くなり、
品質は悪くなるのだとか。
このスイカはやっかいで、気温が高くなるとグングン成長してしまうの
で、そんな時には、最適サイズのうちに収穫するために、生産者のかたは
朝晩問わず収穫作業に精をだすということになるのだそうです。
このようにして収穫された源五兵衛西瓜は、地元の食品工場で1年、2
年・・と漬け込まれ立派な漬物へと変貌します。
主にしょうゆ漬、粕漬(奈良漬)の二種類があり、産地の名前をとって
とまり漬、あるいはそのものズバリすいか漬などの名前で商品化されてい
ます。全国的にもあまりないスイカの漬物を是非一度ご賞味ください。
(O)