メールマガジンとっとり雑学本舗



第556号(2006.04.25)「とっとり豆知識」より

 ●全国のそば好きなかたへ

   今回は、知る人ぞ知る、山奥のおいしいおそば屋さんをこっそり紹介し
  ます。
  
   出雲そば文化圏で育った私たちは「うどんは白くてそばは黒い」という
  イメージを持っていますが、全国を見渡すと、江戸そばといわれるそばは
  白い細麺が関東では一般的です。米子市にある「そば処上代」初代店主・
  仲田春雄(なかたはるお)さんは、長年に渡り全国のそば屋を食べ歩いた
  結果、現在のそばに辿り着いたといいます。
  
   仲田さんはそば好きが講じて10年前に米子市に「上代」を開業。その
  お店を息子さんに任し、一昨年には究極のそばを目指して新たにお店を構
  えられました。それが今回紹介する伯耆町の山奥の隠れ家的存在「山小屋 
  上代 椿庵」です。
  
   椿庵の麺は、見た目にはキラキラした白い細麺で、黒い粒々が見えます。
  実際に食べてみるとつるつるっと喉ごしがよく、口にいれるとそばの香り
  が広がります。まさに五感で楽しめる逸品。さらに、つゆの代わりに塩を
  付けて食べると、一層そばの風味が引き立ちます。
  
   私がお邪魔したときは、そばのフルコースをいただきました。ざるそば
  以外にも、そば豆腐、そばがき、そばのお好み焼きと、そばづくしで、ど
  の料理も驚きと感動を覚える旨さでした。特にふわふわのそばがきの風味
  と食感は忘れられません。
  
   椿庵のそば粉は伯耆町日光の「子ソバ」という鳥取県の在来種を使用。
  そば粉はひきぐるみで、予約を受けた分だけ石臼で手挽きされるという、
  そば通にはたまらない徹底したこだわりぶり。
  
   「蕎麦のためならどこまでも!」「自然の中でいやされたい」「ゴール
  デンウィークの予定が未定…」というかたに強くおすすめしたいです!行
  くなら断然季候の良い今の季節ですから。椿庵の縁側から望む奥大山を背
  に、鳥たちのさえずりを聞きながら、大自然の中でこだわりのそばを食べ
  る。これぞ最高の贅沢です。
  
   ところで、通のざるそばの食べ方ってご存じですか?

   わさびと薬味をつゆの中に入れずに、口に入れる分だけ、麺にわさびを
  乗せてつゆをつけていただきます。そうすると、わさびとそばのそれぞれ
  の香りと風味を味わうことができます。そして薬味は、箸休めとしてつま
  みます。一番大切なのは、音をたてて食べること!

   食べ方に流儀はありませんが、ぜひ一度、お試しください。
                                (B)
  ○ 問合せ先 山小屋 上代 椿庵  西伯郡伯耆町福岡
         (電話 0859−62−0058)

         完全予約制(4名以上で前日までに)
         定休・営業時間は定めず

 ご意見・お問合せ先 鳥取県庁 企画部 広報課
鳥取県鳥取市東町1-220
Tel: 0857-26-7755 Fax: 0857-29-6621
メールでのお問合せ先:

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