メールマガジンとっとり雑学本舗


第634号(2007年09月28日)「おまけ情報」より

 ●たたら製鉄の発展を支えてきた和牛たち

   前回と前々回、鳥取県と和牛の深い関係について紹介してきましたが、
  もう一つ、近世のたたら製鉄の発展との関わりも見逃すことができません。
    
   たたら製鉄とは、大型のふいごで風を送り木炭を燃やして砂鉄を製鉄す
  る古来から伝わる技術です。鳥取県でも、日野地域を中心に若桜や三朝な
  ど県内の広い地域で行われていました。
  
   特に日野地域におけるたたら生産地では、材料となる砂鉄や薪炭、出来
  上がった鉄などを運搬するのに、牛たちが重要な役割を果たしていました。
  また、薪炭用に伐採された後の山林は、火入れをして牛の放牧に利用され
  たそうです。
  
   こうして、製鉄業を中心に早くから開けた貨幣経済の一環として牛が商
  品化され、放牧を中心に先進的な産牛地が形づくられていったのです。
  
   鳥取県の和牛は、農村の人々の生活と密接に結びついていたのはもちろ
  ん、地域の文化や信仰から主要産業まで、本県の発展を実にさまざまな面
  で支えてきたんですね。
                               (AK)
    ○とっとり雑学本舗第632号
     「全共出品牛の先祖を遡ると・・・」
      http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/632_4.htm

    ○とっとり雑学本舗第633号
     「鳥取開催の和牛全共ならではの粋なはからい」
      http://www.pref.tottori.jp/kouhou/mlmg/topics/633_3.htm